raw life

+++imones「raw life」(album)/barebarecords/BAB-001/2006年3月11日発売+++

2005年12月9日、吉祥寺マンダラ2における演奏を収録したライブアルバム。全11曲72分に及ぶ本作品は、ライブバンドとしてのイモーンズの魅力を余すところなく伝える佳作となる。前作「imones」に収録されていた曲も、本作品ではまったくの新曲と同等の新鮮さで再提示されている。またデジタル録音が主流となる中、あえてコストやリスク面で不利とされるアナログテープでの録音を慣行、そんな中にも彼らの音に対する頑ななまでのこだわりを垣間見ることができる。
>>imones/山下太郎(vo,g) 安藤 維(g,cho) 吉原一郎(g,cho) 清水良憲(b) 鈴木俊之(dr,cho) >>guest/芝井直実(sax)

 

>>「raw life」に対するコメント

+++増井朗人/ex ミュートビート+++
船に乗ってアメリカへ。銀色のバスで大陸一周。も一度船でジャマイカから南米、ついでにアフリカへ…。楽しい旅でした。この先どこまで行くのかな…。

+++堀内太郎/イモーンズ1st「imones」BSRC-1発売元ブースターレコード主宰+++
イモーンズらしい温度が熱い! イモーンズらしいスリルが光る!魂だ!グルーヴだ!だから芯から暖まる! 「いいじゃんライブ!」「ライブだからイモーンズ?」2006年の今だからこそ!そのヒューマンなビートを世に放て!

+++福島幹夫/キリングフロア+++
オレは本物が好きだ。細かい事なんてどーでも良い! 「グっ!」っと来る感じ….そう、このアルバムを聴けば本物って何かきっとわかるハズだ。

+++結城義広/「raw life」プロデューサー+++
僕はアルバムを作るときはいつも、その作品が映画のような構成を持つようにと心がけている。このイモーンズ「raw life」もその例に漏れず、とても映画的に仕上がったと思う。最終トラックの「言葉」はまさに映画のエンドロールを思い浮かべながら聞いてほしい。

 

>>レコーディングデータ

プロデュース/イモーンズ、結城義広(ロストプロダクション)
レコーディング/天野公平(天野音響技術研究所)、浅井誠(マンダラ2)/2005年12月9日 吉祥寺マンダラ2
トラックダウン/天野公平/スタジオファーストステップ
マスタリング/柳田敬太/MC2

 

>>山下太郎による全曲解説

1.スイッチ 作詞・作曲/山下太郎

鋭いファンクアフロリズムにのせて現代の日本の縮図をコミカルな風刺の効いた太郎の歌詞が突き刺さる。

2.JUST MY IMAGINATION 作詞/山下太郎 作曲/山下太郎・吉原一郎

もう逢えない人々にメッセージ。レゲエサウンドが気持ちをより切実にしている。

3.覚悟を決めて 作詞・作曲/山下太郎

イントロギターから鳥肌もの。あらゆるソウルミュージックを吸収したサウンドに都市生活者や社会の歪みに弱ってる者の心の奥底に届くような太郎の歌詞がイモーンズの魅力。

4.SOUL 作詞・作曲/山下太郎

まさに魂のこもったメロディ。モダンなサウンドに印象的なギターリフ、まさに人力ヒップホップップ。

5.雨の雫 作詞・作曲/山下太郎

印象的なサックスにアンビエントなサウンド。傷が少しずつ回復するような癒しをかもしだしている。なのにどこか悲しいのが太郎の唄の特徴だ。

6.メロディ 作詞・作曲/山下太郎

アフロやブラジルを吸収したモダンなクラブ系のサウンドだが明らかによくあるサウンドとは一線を画す。それはジャズスタンダードのチュニジアの夜を連想させる深い詞がそうさせてるのだろう。

7.自転車 作詞・作曲/山下太郎

人気高い名ラブソング。ノストラジックな景色が浮かぶ。ぼくとつな歌詞をブラジルチックなサウンドにのせて切なく唄う。

8.明日になったら 作詞・作曲/山下太郎

カリプソの匂いがするサウンドに小さな希望がつまってる。コーラスがイモーンズの魅力の一つ。スタンダードになりそうな予感。

9.木に昇る 作詞・作曲/山下太郎

底抜けに明るいアフロサウンドに風刺の効いた歌詞。何度きいても違う意味にきこえてしまう面白さ。マニアックなサウンドでも全くポップでキャッチーに聴かせるのがイモーンズの魅力。

10.ひと・人・ヒト 作詞・作曲/山下太郎

興味深い単語を並べただけなのに意味があるように思えてしまうのはイモーンズマジックとしかいいようがない。日本で生バンドでこんなループサウンドをやってるバンドがあるだろうか?!

11.言葉 作詞・作曲/山下太郎

何とも印象的な歌詞から始まるこの曲はまさにループ感溢れるジャジーヒップホップ調。

 

>>プロモーション用解説資料より

イモーンズ「raw life」は、前作「imones」から約1年半のブランクを経てのリリースとなるライブアルバムである。 その間には、ベーシスト及びパーカッションやブラスなどのサポートメンバーの交代、またヒップホップ系のミュージシャン達との交流などがあり、それらの影響のもと、イモーンズの音楽はあきらかに変化の過程にあるといえ、本作品でもその様子は充分にうかがい知ることができる。特にジャズへの接近、そしてヒップホップ的手法による楽曲のアレンジといった傾向は顕著であり、前作収録曲でさえ、まったくの新曲と同等の新鮮さでリスナーの前に提示される。 本作品は、2005年12月9日、彼らのホームグランドともいえる吉祥寺マンダラ2におけるライブ演奏を収録したものであるが、デジタル録音が全盛のこの時代に、あえてリスクや制約の多いアナログテープを回して録音されており、そうした点にも彼らの一筋縄ではいかない音楽への情熱とこだわりが垣間見える。